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新生児期は比較的よく眠っていた赤ちゃんでも、生後2〜3ヶ月ごろから、ママに抱っこされていないと泣くようになります。

赤ちゃんは、午前中は比較的機嫌のよいことが多いのですが、夕方になるとぐずぐずしやすい傾向があります。ママにとっては、洗濯物を取り込んだり、夕飯の支度をしたり、お風呂を洗ったりと、家事の一番忙しい時間帯です。

泣いているのに抱いてあげないのはかわいそうだ、と思って抱っこすると、今度は家事がまったく出来なくなってしまいます。これでは生活がまわらないので、泣いている赤ちゃんを待たせた状態で家事をこなすことになります。

多くのママが、こんなに毎日泣かせたままにしてしまって、この子のこころの発達に問題が生じないだろうか、と不安になるようです。

おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らしているなど、ママの代わりに赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしてくれる人が他にいればよいのですが、核家族ではなかなかそうはいきません。

ではまず、赤ちゃんを泣かせたままにしておくことが、赤ちゃんの心の成長にとってどのような影響があるのかを考えてみましょう。

 

赤ちゃんの感情の発達

産まれて間もない赤ちゃんは、感情面においては、快感情不快感情二種類しかないと考えられています。

不快感情とは、おむつが濡れていて冷たい時、空腹を感じている時、あるいは誰の体温も感じられず心細い時などに体験する負の感情です。

こうした「不快感情」を体験する状態は、生命の危機につながる可能性があります。そのため、「不快感情」を体験した赤ちゃんは泣いて知らせるように出来ています。

結果として、周囲の誰かがオムツを取り替えたりミルクをあげたりするなどのお世話をすることで、再び温かさや満腹感などの「快感情」を取り戻すことができるわけです。

このような体験を繰り返す中で、赤ちゃんは「泣いて知らせれば、安心した気持ち(=快感情)に再び戻れるんだ」という、生きて行く上で非常に大切なことを学習していきます。

また生後3ヶ月頃からは、ママやパパなど、いつも接している人を明らかに認識できるようになってきます。

不快なことがあっても、「ママやパパがきっと何かをしていい状態(=快感情)を取り戻してくれるんだ」という希望的観測を持つようになり、そんな特別な存在であるママやパパに対して愛着感情を抱くようになります。

心理学の専門用語ではこうした感覚を基本的信頼感と呼びます。

基本的信頼感は、世の中に対する漠然とした安心感の源であり、親密な人間関係を築いて行くための土台となる、心の成長にとって非常に重要な要素です。

では、「基本的信頼感」が育たない状況とは、どのようなものでしょうか。

泣いても泣いてもお腹は満たされず、優しく声をかけられることもない状態のことです。大人で言えば、砂漠に一人で放り出されて絶望感と戦いながら何日もさまよっているような状況、と考えればわかりやすいでしょう。

こんな状況が数日単位で続くと、赤ちゃんの心は世の中や人間に対する絶望感でいっぱいになります。つまり、基本的信頼感が育たなくなってしまうのです。

 

家事する間は、見捨てていないことを伝える

話を戻しましょう。では、家事で手を離せない間というのは、具体的な時間にしてどれくらいか考えてみてください。最も手が離しにくい行程を含む料理でも、せいぜい15分程度ではないでしょうか。

しかもその15分の間、ずっと赤ちゃんを無視している、ということではないと思います。

「もうすぐ行くよ〜。頑張ってるから、もうちょっと待っててね〜!」などと声をかけたり、時折顔を覗き込んで目を合わせたりしているママがほとんどでしょう。

このように「ママはあなたのことを忘れていませんよ、ここに居るから大丈夫だよ」というメッセージを送っていれば、赤ちゃんの心に取り返しのつかないほどの絶望感が宿ってしまう心配はまずないと言えます。

 

泣かれるとつらい気持ちになるのは、母性本能のしわざ

赤ちゃんが泣く状況は仕方ないと頭で思っても、気持ちがすごくつらくなってしまう、というママは多いでしょう。

相談現場でお会いしたあるママは、赤ちゃんを泣かせていることが申し訳ない、と涙を流して話してくれました。粉ミルクを作って冷ましている間、10分ほど赤ちゃんが泣くことが毎日何度もあることが、とてもつらかったそうです。

妊娠出産により、女性は母性本能が開花します。

母性本能が働いているおかげで、ママは自分が寝ていても、赤ちゃんの泣き声ですぐに目覚めます。一方、パパは横でぐっすり眠ったままなので、「どうして赤ちゃんが泣いているのに寝ていられるんだろう」と不思議に思うママも多いでしょう。

それは、男性の脳において、女性の脳のように母性本能が活発化しないからです。

母性本能は、赤ちゃんを危険から守り、育てようとするものです。赤ちゃんが泣くのは不快なとき(=生命の危機につながりうる状況)なので、その不快をすぐに取り除かなくては、とママは反射的に思ってしまいます。

しかし、赤ちゃんが全く泣かない環境を作るのは、現実的に不可能です。

家事をする時間程度であれば、赤ちゃんが泣いたままでも、大きな問題が生じる心配はないとわかれば、気持ちがだいぶ楽になるでしょう。不安な気持ちになっても、安心できる環境に再び戻されることで、不安から回復する力を赤ちゃんはちゃんと持っています。

 

安心感を取り戻してあげる気持ちで、抱っこしてあげましょう

やっと用事が終わり、赤ちゃんに関わってあげられる状態になったら、まずは抱っこをしてあげましょう。ママの体温、心臓の音、呼吸、声などを五感でしっかり感じることで、赤ちゃんは安心感を取り戻すことが出来ます。

こうして五感を通じてほっとする体験が、赤ちゃんの中の「世の中は自分のことを見捨てはしない、ここは安心できる場所だ」という基本的安心感を育てます。

そして、ママは赤ちゃんの気持ちを汲んで言葉にしてあげましょう。「いっぱい泣いちゃったね、たくさん待ってたね〜」「ママ遅いよ〜! って怒ってたね、ごめんね、ママも頑張ったよ〜」など、たくさん声をかけてあげてください。

言葉ひとつひとつはまだ分からなくても、「自分の気持ちが伝わった、気持ちを受け取ってもらった」という感覚は、この時期の赤ちゃんでも体験します。このように「気持ちを共感してもらうと安心する」体験は、「分かってもらうと嬉しい!」という感情を生み、ゆくゆくは言語能力の発達へつながります。

また、赤ちゃんが五感を通じて安心感を得るのと同じように、このときママも自分の五感に耳を澄ませるようにして下さい。赤ちゃんの体温、心臓の音、呼吸などを感じ取ることで、ママの気持ちもきっと安定するでしょう

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