カレンダーで確認する

いよいよ断乳の前日となりました。。

「明日でおっぱいバイバイだね。今日で最後だね」とカレンダーの印を見ながら子どもと一緒に確認しましょう。

これまでの子どもの動機づけがうまくいっていれば、子どもは「うん」と返事ができるでしょう。

子どもが悲しくなってしまっても、それは自然なことです。今までと同じように、抱っこしながら「おっぱいとバイバイするのさびしいね。わかるよ」と悲しい気持ちを受けとめてあげましょう。ある程度の涙を流せば、子どもの気持ちは落ち着きます。

 

なかなか泣き止まない時は

もし子どもがひどく泣いてしまったり、怒ってしまったりして断乳を受け入れられなかくても、ママは怒らないようにしてください。

「昨日まではちゃんとおっぱいやめると言っていたのになんで!」と頭に来たり、これまでけっこう気を使ってきた疲れから思わずイラッとしてしまうかもしれません。それでも、ここで怒ってしまってはこれまでの苦労が水の泡です。

最初に断乳を伝えたときと同じように、大事なポイントは子ども自身が納得することです。怒って断乳を受け入れさせようとしてもうまくいきません。

こうした場合は、

「おっぱいとバイバイするのは悲しいね。

いっぱい涙がでちゃうよね。

じゃあ、もうおっぱいやめられるっていう気持ちになるまでずっと抱っこしててあげるね。

やめる気持ちになったら、教えてね」

と伝えます。

子どもによっては、1時間以上かかる可能性があります。長時間のケアに耐えられるよう、タイミングは入眠前がよいでしょう。ベッドや布団の上で、ママも子どももつらくない体勢を整えてください。

抱っこじゃなくても、手をつなぐ、添い寝をする、絵本を読んであげる、マッサージをしてあげる、など他の方法でもかまいません。大事なポイントは、子どもが決心できるまでつき合ってあげることです。

もしかしたら「ここまでやってあげてるのにまだ?」と思うくらいかかるかもしれません。それでもつき合っているうちに、子どもにもママの真剣な気持ちが通じます。

「本当はおっぱいをやめたくなけれど、ママがここまで自分にやってくれるんだったら、しょうがないな」と子どもの気持ちが動くのです。

本当はやりたくないことだけど、一生懸命に切々とお願いされると「そこまで言うならやりましょう」と気持ちが変わった経験は誰にでもあるでしょう。2〜3才の子どもでも、こうした心理を持ち合わせています。

 

当日は楽しみなイベントを準備する

断乳当日は、朝から子どもにとって楽しいことをたくさん準備しておきましょう。

「今日からおっぱいをもう飲まないんだよね」と伝えたら子どもはやや気落ちするかもしれませんが、「楽しいことがいっぱいあるよ」と伝えて子どもの気持ちを盛り上げましょう。

たとえば朝ご飯は、子どもの好きなものを揃えていつもよりちょっと豪華にします。

ふだんは行かない少し遠い公園まで足を伸ばしたり、乗り物が好きな子の場合は電車やバスに乗せてあげたりするのもひとつです。

子どもの好きなものを買いにいくのもよいでしょう。すぐに開封するのではなく、「おっぱいなしで3回寝れたら開けようね」と位置づけるのもアイディアです。ただし、子どもの性格をみて行ってください。

頑張り屋さんなタイプならこの方法にうまく乗る可能性が高いです。

衝動的なタイプの子どもなら、開封する際に「おっぱいほしいって騒いでしまったらお店に返すことになっちゃうよ」と伝えておきましょう。実際に欲しがってしまったときに「じゃあこのおもちゃはお店に返しにいかないとね」と返すそぶりを見せると、頑張れるはずです。

また、なぜおっぱいをやめることにしたのかという理由を再度やさしく伝えましょう。

 

頑張りを誉める

おっぱいを飲まないで1日過ごせたら、寝る前に誉めてあげましょう。

「時々欲しい気持ちになったけど、おっぱいを飲まないで過ごせたね。

やってみたら出来たね」

と、おっぱいなしで過ごせる自信を育てるような気持ちで誉めてください。

どんなことであれ「やればできる」という実績は、子どもに自信と喜びを与えます。この心理を上手に利用してください。

 

お風呂ではおっぱいを見せない

お風呂に一緒に入るとおっぱいが目に入ってしまい、子どもは欲しくなってしまうかもしれません。もしパパやおじいちゃんおばあちゃんがいれば、交代してもらいましょう。

ママしかいない場合は、ママは洋服を着たままさっと子どもを洗ってあげるようにします。

 

乳首に絆創膏を貼ったり絵を描く方法

断乳の際に、怖い絵を描いた絆創膏を乳首に貼ったり、乳房全体にこうした怖い絵を描いたりする方法があるようですが、私はおすすめしません。

恐怖心をあおる形の断乳は子どもの気持ちを不安定にさせます。

しかも気持ちが不安定だと、子どもは精神安定剤であるおっぱいがますます欲しくなるものです。これでは子どもにとって二重の苦痛だと言えます。

2才前後の子どもは、わかりやすい言葉で伝えれば断乳する理由を理解し、受けいれる力をもっています。もし受けいれられない場合は、その子にとっての時期がまだ早いか、伝え方にもっと工夫が必要だと考えられます。

 

断乳成功の目安

3日以上経過し、子どもがおっぱいを求めて泣いたり怒ったりする事態がなければ、断乳が成功したと言えます。

たまに欲しがることがあっても、「あれ、もうおしまいにしたんだよね」とダメなことを伝えましょう。

口調はやんわりと、でも態度はきっぱりと断ってください。ママの気持ちがゆれると、子どもの決心もゆらぐからです。

おっぱいという精神安定剤がなくなったことで、数日から数週間くらいはやや子どもの気持ちが不安定になるかもしれません。これは新しい生活リズムが定着するまでの自然なことなので、「もしかして断乳しない方がよかったのか」と後悔する必要はありません。

どんな事態であれ、子どもの気持ちを言葉にしながら受けとめ、抱っこしたりちゅうをしたりとスキンシップをたくさん取りながら、子どもの安心感を回復させてあげましょう。ママがどんと構えながら受けとめてあげるからこそ、子どもの気持ちはだんだん落ち着いてくるものです。