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後追いの起こる時期

後追いとは、ママが側を離れたり視界から消えたりしたときに、赤ちゃんが不安そうに泣きながらママを追いかける様子のことです。だいたい生後6ヶ月ごろから始まり、9ヶ月前後から徐々に消失します。

後追いは、対人面の発達に伴う自然な現象です。後追いがまったく見られないという場合は、反対に対人面になんらかの育ちにくさを抱えている可能性があります。

ここでは、後追いと対人面の発達の関係について解説しましょう。

 

対人面の発達の流れ

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分を認識することも、他人を認識することもできません。

生後2ヶ月ごろから、いつも目にするママの顔を記憶できるようになります。お腹が満たされる時や腕の中に包まれて安心する時、いつもあるのがママの顔です。この体験の繰り返しを通して、心地よい状態とママの顔が赤ちゃんの中で結びつきます。

つまり、赤ちゃんにとってママの顔は、心地よい状態や安心感をもたらす象徴となります。このようにして、赤ちゃんはママに対して、愛着関係を築きます。

この段階の赤ちゃんには、目の前に見える顔と、自分を抱っこしている手が同じ人間のものだという認識はありません。

やがて生後6ヶ月ごろになると、赤ちゃんは手や足を自由に使えるようになることから、自分のボディーイメージを完成させます。ボディーイメージとは、手や足を自分の一部と認識し、自由に動かせる感覚を指します。ちょうど寝返りができ、えびぞりのポーズをしたり、ずり這いが出来るころです。

この段階ではじめて、身体を単位とした人間を赤ちゃんは認識できるようになります。

ママに顔だけでなく手があることがわかるようになると、ママが自分をお世話してくれていることが理解できるようになります。お腹が満たされたり、抱っこされて体温を感じながら安心できたりするのは、ママの存在のおかげだとわかるわけです。

このように、自分の身体とママの身体が別々だと認識できることにより、自分と他人との境界線が生まれます。

そして、自分と他人の違いがわかるからこそ、やりとり遊びが活発になります。おもちゃを見せたら嬉しそうに受け取ったり、どうぞと差し出してくる様子はとても可愛らしいものです。

 

姿が見えないと、存在がなくなったと感じる

ママが自分に安心感をもたらす存在だとわかるようになったからこそ、ママが自分のそばから離れると不安になります。

この時期の赤ちゃんは、まだ目に見えることしか理解できません。そのため、ママの姿が見えなくなると、ママの存在そのものが消えてしまったと勘違いします。

ママがトイレに行くだけで、なんでこの世の終わりのように泣くのだろう、と思う人もいるでしょう。必死に泣く姿は、「そんなに泣かなくてもいいのに」と逆に笑いさえ誘います。

でも、考えてみて下さい。もし、パパや自分の親などの大事な家族と、突然まったく連絡が取れなくなってしまったら、どのような気持ちになりますか?

もしかして事故にあったのではないか。事件に巻き込まれたのではないか。なぜ連絡が出来ない状態にいるのか。などたくさんの疑問が生まれ、不安で押しつぶされそうになるでしょう。

赤ちゃんにとっては、ママがトイレに行く理由は理解できません。料理をしたり、玄関に誰かを出迎えにいったりするために自分から離れる、といった理由も理解できません。

理由が分からない状態でママが離れてしまうのだから、不安になって当然なのです。そう考えると、必死に泣きながら追いかけてくる理由に納得できるでしょう。

次は、後追いはなぜ消失するのかを説明しましょう。

 

対象恒常性の獲得

後追いが消失する要因のひとつは、目の前に見えなくてもママは存在していると理解できるようになることです。発達心理学ではこれを、対象恒常性の獲得と言います。

赤ちゃんをあやす代表的な遊びのひとつに、いないいないばあがあります。「いないいない」と言いながら大人が顔を隠し、「ばあ!」と言いながら顔を見せると赤ちゃんはとても喜びます。

対象恒常性を獲得する前の赤ちゃんは、顔が見えなくなると、相手が本当にいなくなったと思っているのです。それなのに、ぱっと再び目の前に現れるので、おもしろくてしかたありません。

ガラガラのおもちゃなどを見せてから、タオルで隠したとしましょう。対象恒常性を獲得する前の赤ちゃんは、ガラガラがなくなったと思ってぽかんとしたり、見当たらないことに対して怒ったりします。

一方、対象恒常性を獲得した赤ちゃんは、自分でぱっとタオルを取り去り、ガラガラを発見することができます。見えなくなっても、タオルの下にガラガラが存在しているとわかっているためです。

退場恒常性の法則はやがて、人間にもあてはまるようになります。

ママの姿が見えなくなっても、ママが消えてしまったわけではなく、ちゃんと戻ってくるとわかれば、赤ちゃんは不安にならずにすみます。

 

言葉の理解が進む

赤ちゃんが後追いしなくなる要因のひとつに、言葉の理解があります。

目の前に見えないものの存在を理解することは、想像力が発達した証です。想像力とは、抽象的な思考能力でもあります。人間が言葉を話したり感情を伝え合ったりする上で、抽象的な思考は不可欠です。

生後半年ごろは、抽象的な思考の発達に伴い、言葉の獲得が急速に進む時期なのです。

自分の名前を認識できるようになるのも、ちょうどこのころです。また、ママ、パパといったように、他の人や物に名称があることも理解します。

目に見える物体に関する言葉だけでなく、「すぐ戻ってくるよ」「ちょっと待っててね」といった言葉かけも理解できるようになります。すぐに戻るとわかれば、赤ちゃんは少しの時間であれば安心した気持ちで待つことができるようになるわけです。

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