ここではアレルゲンとなりやすい代表的な食品を紹介しましょう。

 

食品アレルギーの中で一番多いのが、卵アレルギーです。食品アレルギー全体の、実に30~40%を占めると言われています。

卵には黄身と白身がありますが、このどちらかだけにアレルギー反応を起こす場合と、両方に起こす場合とがあります。一般的には、白身に対してアレルギー反応が起こることの方が多いです。

離乳食を始めるときは、まず黄身から与えましょう。

卵アレルギーのある赤ちゃんや子どもは、魚卵(イクラやすじこ)などにも注意が必要です。

 

乳製品

乳製品は、乳児にとっては卵に次いで、アレルギー症状を起こしやすい食品です。まずは少量をつなぎなどとして利用し、加熱した状態で与えましょう。

乳製品にたいる抗体反応が強いと、粉ミルクに対してアレルギー症状を起こす乳児もいます。こうした赤ちゃんにママが母乳を与えられない場合は、アレルギー対応の粉ミルクや、マクロミルクと呼ばれる植物由来のミルク(といっても乳製品ではない)を与える選択肢があります。

 

小麦

近年、小麦アレルギーを起こす乳幼児が増えています。一昔前までは、「3大アレルゲン」といえば卵・乳・大豆でしたが、今は大豆の代わりに小麦がこの仲間入りをしました。

大豆

日本人の食卓には欠かせない大豆ですが、乳幼児のアレルゲンになることがあります。豆そのもの以外に、豆腐、納豆、きな粉などの加工品でも症状がでることがあります。

発酵過程を経た形の方が、アレルギー反応を起こしにくい傾向があります。

山芋

山芋やサトイモなどに含まれる「アセチルコリン」がアレルゲンとなり、口の周りがかぶれるなどの症状が出やすいです。加熱することで症状は出にくくなります。

そば

そば蛋白質にアレルギー反応を起こす体質の場合、少量でもアナフィラキシーショックを起こすことがあります。赤ちゃんや小さな子どもがはじめて摂取する際には、充分注意しましょう。

ピーナッツ(落花生)

そばと同じように、少量の摂取でもアナフィラキシーショックを起こす恐れのある食品です。ピーナッツオイルやピーナッツバターにも気をつけてましょう。焼き菓子などに含まれていることがあるので、市販品は与える前に原材料をよく確認してください。

魚介類

魚介類の中でアレルゲンとなりやすいのは、サケ、マグロ、イワシ、カレイ、アジ、タイ、タラ、ブリ、サバなどです。また、魚卵であるイクラやすじこなどは、卵アレルギーが子どもは症状が出ることがありますので覚えておきましょう。

肉類

赤ちゃんや小さい子どもには、肉類の蛋白質は分解しづらいことが多いようです。脂肪分が多いと消化吸収に負担を与えるので、子どもが小さいうちは鶏のささみやそぼろなどを与えましょう。

果物

一昔前は、離乳食のはじめの時期に果汁を与えていました。しかし最近では果物でアレルギー症状が出ることが増えています。代表的なものは、キーウィー、さくらんぼ、桃、りんご、スイカ、バナナなどです。

これははブタクサやシラカバなどの花粉に対する抗体をもっていることで、引き起こされる食品アレルギー反応です。多くの場合は、加熱することで食べても症状が出なくなります。

野菜

果物と同様に、花粉に対する抗体が野菜へのアレルギー反応を引き起こすことがあります。代表的なものは、トマト、きゅうり、せろり、なすなどです。

野菜の場合も、加熱することで症状が出にくくなります。